シカのお悩み相談⑰「イラストレーターになりたい」

シカの似顔絵の藤河るりです。

36才で卵巣がん(Ⅰｃ)と診断され卵巣・子宮全摘手術・抗がん剤治療をしたことを漫画にしてます。

治療中のこと、術後のこと、現在のこと、日々のあれこれ。

シカから

久遠さんはイラストレーターになりたいと仰っていらっしゃいますが、イラストレーターや漫画家というのは、国家試験などの資格はないので、名乗ったら今日から「イラストレーター」です！

世の中には食べれるイラストレーター、食べれないイラストレーターがいるだけです。

世間では食べれるようになってやっと「イラストレーター」と名乗っても恥ずかしくないようになるんだと思いますが、今年食べれても来年食べれるかはわかりません。

厳しい世界です。（血反吐）

でもとてもやりがいはあります！

それよりも私、久遠さんの文章で気になったことがあります。

お母様の下りです。

自分がイラストレーターを諦めた理由をお母様のせいにしてらっしゃるように感じました。

確かにお母様は美術教室をしていらっしゃった凄い方ではありますが、久遠さんの絵がお母様の目に止まらなくても誰かの目に止まったかもしれません。

才能があるかないかも重要ですが、一歩踏み出して行動できるかがもっとも重要だと思います。

私の話で恐縮ですが

私は短大（デザイン科）時代、某大手化粧品会社のデザインを手がけていた教授から

「クソつまらない絵ですね」

と言われたことがあります。

とても漫画の上手い人から

「なんでこんなに絵が下手なの？」

と言われたこともあります。

親からは

「漫画家なんて一握りの人がなるだけだ！」

と言って反対されました。

そして魔女からは

「アシスタントじゃダメなの？」

（漫画家になるのは難しいという意味）

と言われました。

そんな私が描き続け、漫画家は13年目になるんですから、なにがどうなるかわかりません（笑）

なのでお母様のことは気になさらなくていいと思いますよ。

久遠さんはすでにもうブログで四コマ漫画を描いてらっしゃるとのことなので、その行動力は素晴らしいと思います！

ご存知かもしれませんがpixivにイラストを投稿するのもいいかもしれません。

今のネット時代、発表する場はたくさんありますよね。

ブログなどの作品を見てスカウトがくればいいし、来なかったら売り込みに行く。

ぜひチャレンジしてみてください！

イラストレーターになる、

イラストレーターを諦める、

イラストレーターをやりながら他のお仕事もする

イラストレーターは諦めるけどイラストは書き続ける

など、他にも様々な選択があります。

闘病されてらっしゃるとのことですので、久遠さんのお身体に負担なくやれる形で、絵を描くのが好きという気持ちを大事にしながら模索して欲しいです。

そして今回こそぜひ！久遠さんご自身の意思で決めてください。

自分で決めなければきっとまた今と同じ気持ちです。

後悔したり心残りになってしまうのでは…？

 魔女から

言った言った！

シカが漫画家としてこんなに長生きすると思いませんでした（笑）

シカの根性で私の見立てを捩じ伏せたんだと本当に感服しております。

久遠さんも根性さえあればイラストレーターになれると思いますよ。

イラストレーターという職業は売れる年齢もまちまちだと思います。

御自分のイラストにニーズがあればいくつで始めてもいいと思います。

久遠さんが御自分の意思で人生を進んで行けますように

久遠さん

ご応募ありがとうございました！

コミックエッセイ、闘病記、文芸、など書店さんによって色んなコーナーに置いてあるそうです。店員さんに聞いてみてくださいね＾＾

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